ギターを始めるのは、多くの人にとって夢や目標の一つです。
しかし、実際にはその夢を達成する前に、多くの人が途中で挫折してしまいます。
Fender社の調べで、ギターを始めた人の9割が1年以内に挫折するという傾向があるようです。
最初は、何となく始めたけれども少し詰まると放り出してしまうということもあるでしょう。
では、なぜこんなにも多くの人がギターを続けられないのでしょうか?
この記事では、その理由を詳しく探っていきます。
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初心者が直面する技術的な難しさ
Fコード
ギターを始めた人が最初に挫折するポイント、「Fコード」。
人差し指で弦をすべて押さえる独特な運指は初心者にとっては、中々難しいモノです。
乗り越えればどうと言うことはないのですが、それでもいつの時代もネックになっています。
指の痛みと筋力不足
ギターを弾き始めると、多くの初心者がまず直面するのは指の痛みです。
弦を押さえるためには指先にかなりの力が必要であり、特に柔らかい指先の皮膚には負担がかかります。
さらに、慣れないうちは指の筋力も不足しているため、弦をしっかりと押さえ続けることが難しいです。
痛くなって行くにつれて弾きやすくなってくるのですが、それまでにドロップアウトしてしまう人がいます。
コードチェンジの難しさ
ギターを弾くためには、さまざまなコードを迅速かつ正確に切り替える能力が求められます。
これは初心者にとって非常に難しい作業であり、スムーズにコードチェンジができないと演奏自体が途切れ途切れになってしまいます。
このような技術的な壁にぶつかると、モチベーションが下がることがあります。
音のクオリティに対する不満
初心者のうちは、思った通りの音を出すことが難しいです。
例えば、弦を正しく押さえられず、音がビリビリとしたり、音が出なかったりすることがあります。
このような経験が続くと、「自分には向いていないのではないか」という気持ちになり、挫折に繋がります。
挫折の心理的要因
思ったよりお金がかかる
ギターは楽器の中ではお金がかからない方だとは言え、本格的に取り組んでいくと結構お金がかかってきます。
- ギター本体
- アンプ
- エフェクター
- シールド
- ヘッドフォン
- モニタースピーカー
- DAWソフト
- DAWソフトのプラグイン音源
- MTR
- ギター弦
- 教則本
ザッと上げただけでも、以上のようなモノがあります。
エフェクターなどのギター機材はいくつか購入すると数万円かかってしまいます。
ギター本体だけでも20万円以上するものもありますから、本格的に運用していくとかなりかかります。
高すぎる期待と現実のギャップ
多くの人がギターを始めるとき、憧れのアーティストのようにすぐに上手く弾けるようになると思っています。
しかし、現実はお金をかけてもそう簡単ではありません。
上達には時間と努力が必要であり、その過程で自分の期待とのギャップに苦しむことがあります。
あれっ?意外に難しいぞ
難しい曲から入り、弾けずにやめる
難しい曲から入ってしまうと、そのギャップから投げ出してしまいます。
最初は簡単な曲から始めていった方がいいですね。
洋楽なら70年代の以前の曲がいいです。
80年代以降は、いわゆる〝テクニカル系〟のギタリストが乱立してきます。
いい曲が多いのですが、一番最初から取り組むには80年代の曲は難易度が高めです。
日本のポップスなどの曲も選択肢に入れるといいでしょう。
自己批判と完璧主義
完璧を求めるあまり、自分の進歩を評価できずにいる人も多いです。
少しのミスや失敗を過度に気にすることで、自信を失い、結果としてギターを続ける意欲を失うことがあります。
指導者の不在
ギターは独学で学ぶことが多いため、指導者がいないことが多いことも挫折の原因の一つです。
教室や指導者がいない場合、自分で学ぶのが難しく感じることがあります。
効果的な練習方法の欠如
練習計画の不足
効率的に上達するためには、計画的な練習が必要です。
しかし、多くの初心者はどのように練習すればよいか分からず、無計画にただ弾くだけになりがちです。
これでは効果的な練習とは言えず、上達を実感できないまま時間が過ぎてしまいます。
練習方法が分からない
正しいテクニックの欠如
正しいテクニックを知らずに自己流で練習を続けると、悪い癖がついてしまい、後で修正するのが難しくなります。
例えば、指の使い方やピッキングの方法など、基本的なテクニックをしっかり学ばないと、上達が遅くなります。
バリエーションの少ない練習
同じことばかりを繰り返す単調な練習では、飽きがきてしまい、モチベーションが低下します。
さまざまな曲やテクニックを取り入れることで、楽しみながら練習を続けることが重要です。
モチベーション維持の難しさ
成果が見えにくい
ギターの上達には時間がかかりますが、その過程で目に見える成果がなかなか現れないことがあります。特に、初心者のうちは小さな進歩を見逃しがちで、「全然上達していない」と感じてしまうことが多いです。
周囲との比較
他の人と自分を比較してしまうことも、挫折の原因の一つです。例えば、同じ時期に始めた友人が自分よりも上手くなっていると感じると、自信を失いがちです。しかし、上達のスピードは人それぞれであり、焦らずに自分のペースで続けることが大切です。
長期的な目標設定の欠如
短期的な目標だけでなく、長期的な目標を持つこともモチベーション維持には重要です。
例えば、「一年後にこの曲を弾けるようになる」という具体的な目標を設定することで、日々の練習に意味を持たせることができます。
孤独な練習
ギターの練習は黙々と一人でやります。
そのため、それ自体が苦痛に感じる人もいるかもしれません。
コラム:一流のヴァイオリニストになるためには?
しかし、こんなデータがあります。
- 複数人で練習しているヴァイオリニスト
- 一人で黙々と練習し続けるヴァイオリニスト
さて、一流になったヴァイオリニストは①と②のどちらでしょうか。
一人で黙々と練習したヴァイオリニストが一流のヴァイオリニストになる確率が高かったそうです。
ギターを挫折しやすい人の特徴
モテるためにギターを始めた
モテるためにギターを始めたけど、全然モテない場合は続かないでしょう。
外的要因では何事も続きにくいモノです。
何も目標がない
ギターを持ったのはいいものの、何も目標がない場合は、挫折しやすくなります。
練習する時間がない
忙しくて練習する時間がない人は、段々とギターから遠のきますから、自然とギターに誇りがかぶることでしょう。
ギターを挫折しないようにするためには
- 気長に練習する
- 他の人と比べない
- 気が向かないときには練習しない
気長に練習する
すぐに楽器はうまくなるものでもないため気長に練習することが肝要です。
他の人と比べない
他の人と比べると萎えてしまいますから、無視しましょう。
人は人、自分は自分ですし、競争する必要もありません。
気が向かないときには練習しない
気が向かないときは練習するのをやめましょう。
すぐに練習できる環境を作る
ギターをいちいちギターケースにしまっている人はいませんか?
だとしたら、すぐにやめましょう。
人間は20秒時間が過ぎるだけでめんどくささを感じてしまい実行しなくなります。
ギタースタンドを使いましょう。
一緒に練習できる環境を探す
スクールなどを利用してみると仲間も見つかるのでいいでしょう。
- ギターや機材を売りに出す
- またやりたくなるまでギターから離れる
ギターを挫折した場合は、楽器買取に売りに出したら投下費用をある程度は回収できます。
とりあえず一旦離れてみるのもいいでしょう。
恋人や夫婦なども煮詰まったらいったん離れることによってお互いの大事さも見えてくることがあります。
それでヨリを戻すこともありますから、挫折した際は距離を置くのが一番です。
さいごに
ギターを始めた人の9割は挫折します。
ということは、逆に続けているだけで希少性の高い存在になっているということでもあります。
せっかく縁あって楽器を始めたのですから、何とかして続けていきたいものですね。
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