「エレキギターはアンプに繋がなければ静かに練習できる」——ギターを始める前、自分もそう思っていました。
それ、半分正解で半分間違いです。
アンプに通したときの爆音に比べれば確かに静かですが、「生音だから完全に無音」というのは誤解です。今回は、生音がどれくらいの音量なのか、実際に弾いてみて感じたことと、近隣への配慮として実践している対策をまとめておきます。
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生音はどのくらいの音量なのか
調べてみると、エレキギターの生音はおおむね60〜75デシベル程度というデータが多く見られます。目安として、
- 単音でポロポロ弾く程度なら30〜50デシベル前後(普通の会話より静か)
- コードをしっかりストロークすると60〜70デシベル前後(普通の会話〜走行中の電車内くらい)
という感覚です。掃除機の音や走行中の車内の音に近いという表現をしている記事もありました。アンプに繋いだ場合は自宅用の小型アンプでも80〜90デシベルまで簡単に上がってしまうので、生音とアンプ音とではそもそも別次元の話だということは前提として押さえておきたいところです。
数字だけ見ると「そんなにうるさくないのでは」と思うかもしれませんが、これはあくまで弾いている本人のすぐそばで測った数値です。壁や床、扉を一枚挟むだけで聞こえ方はかなり変わりますし、夜間は周囲が静かになる分、同じ音量でも目立ちやすくなります。環境省が示す住居地の音の目安は昼間55デシベル以下、夜間45デシベル以下とされているので、コードをかき鳴らす生音は、条件によっては基準を超えてしまう可能性があるということは、頭の片隅に置いておいた方がいいと感じています。
自分が「うるさいかも」と感じた場面
自分の場合、特に気になったのは次のような状況でした。
- 夜遅い時間にコード練習をしていたとき
- 木造やアパートのような、音が響きやすい構造の建物にいたとき
- ストロークを強めにしてリズム練習をしていたとき
逆に、単音でゆっくりフレーズをなぞる程度の練習であれば、自分で弾いていてもほとんど気にならない音量でした。つまり「生音がうるさいかどうか」は、弾き方や時間帯、住んでいる建物の構造によってかなり変わるというのが実感です。

※昔、賃貸アパートに住んでいたときに、いつの間にか隣の住人が引っ越していたのは気のせいでしょうか💧
実際にやっている対策
近隣への配慮として、自分が意識しているのはこのあたりです。
弾く時間帯を選ぶ 夜間や早朝は避けて、日中の時間帯に練習するようにしています。当たり前のようですが、これだけでもトラブルの可能性はかなり下げられると感じます。
ミュート系の練習を生音中心にしない コードをガツガツかき鳴らす練習は、生音でも音量が上がりやすいので、夜は単音フレーズやスケール練習に切り替えるなど、メニューを時間帯で分けています。
窓を閉める・(防音)カーテンをしめる: 外への音漏れを抑える基本的な対策ですが、カーテンだけでも気持ち防げます。(防音カーテンは使っていませんが、できる人は是非)
最終的にはヘッドホン練習に切り替える :昔は、生音だけで完結させようとするのではなく、気にせず弾きたい時間帯はアンプシミュレーターやヘッドホンアンプに繋いで練習する、という発想に切り替えてからは、時間帯を気にするストレスがかなり減りました。生音の練習と、ヘッドホンでの練習を使い分けるのが現実的な解決策だと感じています。
まとめ
エレキギターの生音は「無音」ではないけれど、「アンプ並みにうるさい」わけでもない——これが実際に弾いてみた上での結論です。コードをしっかり鳴らせば普通の会話以上の音量になることもあるので、特に集合住宅では時間帯や弾き方への配慮は必要だと感じます。
これからエレキギターを始めようと考えている方は、「生音だから気にせず弾ける」と思い込むより、自分の住環境に合わせて練習スタイルを調整していくのが、長く気持ちよく続けるコツだと思います。





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