エレキギターを選んでいると、見た目はほとんど同じなのに、価格が1万円台のものから数十万円するものまで幅広く存在することに気づきます。「結局、何が違うの?」と疑問に思う人は多いはずです。
結論からいうと、エレキギターの値段の違いはいたってシンプルです。
ポイントは「作り」と「音」の2つだけ。今日はこの2軸に絞って、価格差の正体を解説していきます。
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値段の違い①:作りの精度
安いエレキギターになるほど、ボディやネックの「作り」が荒く、雑になっていく傾向があります。
安いギターに出やすい症状
- フレットの処理が甘く、弾いているうちに指に引っかかる
- ネックの仕上げが粗く、握り心地にムラがある
- パーツの精度が低く、チューニングが安定しにくい
見た目では分かりにくい部分ですが、実際に弾き込んでいくと「あ、ここ引っかかるな」という違和感として現れてくるのが、安いギターの「作り」の特徴です。
一方、価格が上がるギターは、職人による調整(フレット磨きやネックの仕込み角など)に手間がかけられているため、弾き心地そのものが滑らかで、長時間弾いても疲れにくいという違いが出てきます。
個体差にも注意
ギターは個体差がある製品でもあるため、同じモデルでも「作り」の良し悪しに差が出てしまうことがあります。安い価格帯ほどこの個体差は大きくなりやすく、運が悪いと粗悪な1本に当たってしまうこともある、という点も覚えておきたいポイントです。
値段の違い②:音の違い
もうひとつの大きな違いが「音」です。
カギを握るのは「ピックアップ」
ギターの音を決める要素の中でも、特に影響が大きいのがピックアップ。弦の振動を電気信号に変換する、いわばギターの「マイク」のような部品です。
値段の高いギターほど、
- DiMarzio(ディマジオ)
- Seymour Duncan(セイモア・ダンカン)
といった定評のあるブランドのピックアップを搭載していることが多く、これによって音の太さ、抜け感、サステイン(音の伸び)に明確な違いが生まれます。安いギターに付属する標準ピックアップは「とりあえず音は出る」というレベルに留まることが多く、ここが価格帯による音質差の大きな分岐点になっています。
木材の質も音に影響
音にはボディに使われる木材の質も関わってきます。良い木材は鳴りが良く、アンプを通さない状態(生音)でもしっかり響きますが、安価なモデルほどコストの兼ね合いでこだわりにくい部分でもあります。
価格帯別に見る違いの目安
ここまでの「作り」と「音」の違いを、実際の価格帯に当てはめるとイメージしやすくなります。
1万円台〜
本体だけでなくアンプやシールドまで含めた入門セットも多い価格帯。とりあえず音を鳴らしてみたいという人には向いていますが、作りの粗さやピックアップの非力さは感じやすいレベルです。
3万円台
作りの安定感が出てきて、エレキギターらしい音をひとまず満足できる形で鳴らせるラインです。初心者が最初の1本を選ぶなら、無理のない範囲でこのあたりを目安にするのがおすすめです。
5万円台
有名モデルのコピーや、品質の高い国産メーカーのギターも選択肢に入ってくる価格帯。メーカー間の競争も激しく、コストパフォーマンスの良いモデルを見つけやすくなります。
10万円以上
木材やパーツの質がさらに上がり、ピックアップも上位グレードのものが搭載されやすくなります。一方で、ピックアップ単体の価格差はこのあたりからあまり大きくならないため、「作り」の精度や木材の質による違いが、価格差の中心になっていきます。
まとめ:値段の違いは「作り」と「音」に集約される
エレキギターの値段差は、複雑に考える必要はありません。
- 作り:弾き心地・精度・引っかかりの有無
- 音:ピックアップや木材によるサウンドの違い
この2点を理解しておくと、ギター選びで「なぜこの値段なのか」が見えてくるはずです。これからギターを選ぶ方は、見た目だけでなく、この2つの視点で比べてみると、自分に合った1本が見つかりやすくなります。



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