引っ越しや断捨離の関係上、今までに何百冊という書籍を売ったり処分してきました。
紙の本の管理処分の煩雑さから解放されたいためにやってきたことです。
Kindle電子書籍に一本化する予定でしたが、やはり紙の本の利便性にはかないません。
そこで、書籍に関するミニマリスト化は考え直そうと思っています。
背表紙の重要性
紙の本は背表紙を並べておくだけで一目で本を確認できます。
それが、Kindle電子書籍になると、
こういった段階が必要になってきます。
それが紙の本だと、
これだけで済みます。
紙の本は、どこに何が書いてあったか、何となく覚えていますが、電子書籍では、デジタルのためその感覚がありません。
その差は大きいと言えます。
文章にアクセスする速度は電子書籍では紙の本にかないません。
読書におけるミニマリストをやめた
紙の本はパラ読みできる
紙の本はパラパラとめくれます。
Kindle電子書籍ではこれが出来ません。
電子書籍は端末に依存せざるを得ない
電子書籍は端末にすべての書籍を統一できます。
しかし、それはつまり端末がなくなれば本にアクセスできなくなるということです。
それは大問題です。
その危険性を改めて感じたのは、新しく購入したKindle端末に初期不良があり、交換対応した時です。
端末への依存性はメリットも多いですが、デメリットも看過できません。
むしろ、購入した本に一切アクセスできなくなるというデメリットが紙の本への回帰を促しました。
ミニマリストでも必要なものは買う
ミニマリストが流行っていますが、その意義は、不要なモノを排除して自分にコミットし快適な生活を送るというものです。
何でもかんでも処分して身の回りからモノをなくせばいいというものではありません。
ミニマリストは主婦の人などの節約というキーワードにつながるところがあり、もてはやされているのでしょう。
しかし、ミニマリストは何も持たないわけではありません。
必要なモノは買います。
ミニマリストは〝物が無い状態〟を「見える化」することではなく内面の問題です。
ミニマリストは内面の問題
ミニマリストという「形」が重要なのではなくて、自分が快適に生活するための内面の方が重要です。
つまり、ミニマリストになることが目的ではなくて、快適な生活のための手段として用いるのがミニマリストです。
仮に、身の回りから物を全部処分すればそれでミニマリストが完成するでしょうか。
そんなことはありえませんよね。
物がなくなれば幸せになるのでしょうか。
例えば、自分が被災した時のことを考えてみましょう。
被災で物がなくなったら、幸せでしょうか?
そんなことはなく、むしろ悲嘆にくれるはずです。
まとめ
お金だけ注目してミニマリスト化するのは危険です。
一時期の流行で二度と手に入らない大事な物まで処分してしまっても後の祭りです。
そうならないためにもミニマリストの本質をしっかり捉えておく必要があります。
ミニマリストという「形」にだけ囚われるのではなく、自分の幸せのために内面を重視した物の処分、所有の仕方を考えるのが本当の意味でのミニマリストと言えるでしょう。
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