中学生の頃からずっと思っていたことがある。
それは自分の人生をいつ終わらせるかということだ。
正直、子供の時から、そのことばかり考えていた。
小さいときに大阪に住んでいた頃の思いがずっと残っている。
『三つ子の魂百まで』というが、まさにそのままだ。
仲がいい親の間に育ったわけではない。
愛情というものの存在感すら分からない。
いつしか人の気持ちを考えないようになっていた。
サイコパスにも近い存在だ。
考えているのは世間体と周囲の目だけだ。
親がそうだったように。
真面目な自分は大人達の言うことが絶対的に正しいと思い込んでいた。
だから、なるべく波風立たないように生きていくしかなかった。
しかし、大人になって上京して、自分の無知に気がつき勉強していくうちに、大人たちの嘘に気がついた。
自分のそれまでの価値観は崩壊し、怒り狂った。
言っていることが全然違う。
自暴自棄になったが、よくよく考えてみると最初から自分の人生はそれでいいと思っていたではないか。
父親は出て行き、兄も死に、祖母も亡くなり、叔父も死んだ。そして母は・・・。
もう疲れた、限界だ。ストレスで体の節々が痛い。もう俺にはどうしようもない。意味不明の行動。理解できないし、する気もない。自分の体調の方が大事だ。
ついに、終わりが始まった….。それは突然始まった。
神も仏もない。あるのは圧倒的な現実だけだ。
自分が取り残される未来を小さいときからずっと想像していた。
今そうなってみて、まさに『思考は現実に』なった。
前進に刻まれた負の連鎖を断ち切ろうとあれこれもがいてみたが、万策尽きて今に至る。
これから先自分がすることは何もない。
ただじっとその時を待つだけだ。
それも悪くない。
俺の代で終わらせてやる中学生の時に同級生の女子に言ったことを実現している。
最近はストレスで、胃も痛い。お腹も下す。食欲もあるのかないのかよく分からない。
持病難聴のリハビリだけで精一杯。
夜は寝付きも必ずしもいいとは言えない。枕をできるだけ高くしてリラックスを促して、眠るのもやっとの思いだ。
ここまでよく一人で頑張った。だから、もういいよね。
コメント