「Kindle出版を副業でやってみたいけど、会社にバレるのが怖い…」
そう思って一歩を踏み出せない方は多いのではないでしょうか。
私は現在、個人事業主として活動しています。複数のブログを運営し、Kindle出版やメルマガ、音楽配信など多角的に挑戦しています。
それでも私が諦めない理由。そして、会社にバレることを恐れて一歩を踏み出せない人に伝えたいこと。
この記事では、副業がバレる仕組みと対策、そして私が個人事業主として活動を続ける理由を解説します。
Kindle出版副業が会社にバレる3つのケース
まず、現実的な話から。副業がバレる仕組みを理解しておきましょう。
住民税でバレるケース(最も多い)
副業がバレる最大の原因は住民税。
確定申告をすると、翌年の住民税額が増えます。会社が給与から天引きする「特別徴収」の場合、経理担当者が「この人、給料の割に住民税が高いな」と気づく可能性があります。
対策:確定申告時に「住民税を自分で納付(普通徴収)」を選択する
確定申告書の第二表に「給与・公的年金等に係る所得以外の所得に係る住民税の徴収方法」という欄があります。ここで「自分で納付」にチェックを入れれば、副業分の住民税は自宅に納付書が届きます。
ただし、自治体によっては特別徴収を強制するケースもあるため、事前に確認が必要です。
確定申告を忘れてバレるケース
所得が20万円を超えると確定申告が必要です。これを怠ると、税務署から会社に連絡が行く可能性があります。
所得20万円の壁について:
月数千円程度の収入なら、経費を差し引くと所得が20万円以下になるケースも多いでしょう。それでも、住民税の申告は忘れずに行いましょう。
SNSや口コミでバレるケース
意外と多いのが、自分からの情報漏れです。
- TwitterやInstagramで本名や会社が特定できる状態で発信
 - 同僚に話してしまう
 - Kindle本の著者プロフィールに会社が推測できる情報を書く
 
対策:ペンネームを使い、プライベートとビジネスのSNSを分ける
私は「HAKA」というペンネームで活動しています。本名とは分けてます。
Kindle出版ならではの税務上の注意点
Amazonからの支払いと源泉徴収
Kindle出版の印税は、Amazonから支払われます。
- 日本のAmazon.co.jpからの印税:源泉徴収なし
 - 海外Amazonからの印税:場合によって源泉徴収あり
 
経費として計上できるもの
Kindle出版で経費にできる主なもの:
- 執筆用のパソコン、ソフトウェア
 - 参考書籍、資料代
 - 表紙作成の外注費
 - 電気代、通信費(按分)
 - セミナー受講費
 
例えば、私の場合ならMacBook Air M2、WordPressのサーバー代・有料テーマ(AFFINGER6EX、SWELLなど)、参考書籍、執筆用の機材などを経費として計上できますかね。
個人事業主として開業届を出すメリット
私は2021年3月に個人事業主として開業届を提出しました。
開業届を出すメリット:
- 青色申告特別控除(最大65万円)が受けられる
 - 屋号で銀行口座を作れる
 - 社会的信用が得られる
 - 「個人事業主」と名乗れる
 
名目的には個人事業主ですが、後はそれに見合った収益があると言うことなしです。
開業届は税務署に提出するだけで、費用はかかりません。
副業を続ける理由
会社の看板ではなく、自分の名前で稼ぐ
会社にいる限り、会社の看板で仕事をしているだけになってしまいます。
大企業の肩書き、部長クラスの名刺、会社のブランド。これらは、会社を辞めれば何の価値もありません。会社の七光りを利用しているだけです。
名刺の肩書きがないと生きていけない人たちを、どう思いますか?
自分の力で1円でも稼ぐ経験は、誰にも奪えない資産です。
会社の看板ではなく、自分の名前で、力で稼いだお金。
これに誇りを持っています。
現代は個人でビジネスしやすい時代
会社にバレるのが怖くて副業しないのは、あまりにももったいないです。
2006年の会社法改正で会社設立のハードルが激減
2006年の会社法改正により、最低資本金制度が撤廃されました。
昔の最低資本金:
- 株式会社:1,000万円以上
 - 有限会社:300万円以上
 
現在:資本金1円でも会社設立可能
実際には登記費用などで10〜20万円程度かかりますが、以前に比べて圧倒的にハードルが下がりました。新しくできた合同会社なら株式会社の半分くらいの設立費用で済みます。
つまり、誰でも社長になれる時代になったのです。
インターネットで個人が戦える
また、インターネットの普及により:
- Kindle出版で誰でも著者になれる
 - WordPressで低コストでウェブサイトを持てる
 - 1〜2万円の有料テーマでプロ並みのサイトが作れる
 - SNSで個人が情報発信できる
 - オンラインで商品やサービスを販売できる
 
個人でも大企業と対等に戦える時代です。
大企業も副業解禁の流れ
最近は大企業を中心に副業をOKする会社が増えています。公務員ですら一部で副業が認められるようになってきました。
そんな時代に、いつまで人の顔色を伺っているのでしょうか。
このまま何もせずに人生を終えても、満足できますか?
私が本当に言いたいのは、バレるバレないの問題ではありません。
人の顔色を伺って生きる人生でいいのか、ということです。
まとめ:副業がバレることより、何もしないことの方が怖い
Kindle出版副業がバレるかどうかは、対策次第です。
でも、私が本当に伝えたいのは:
バレることを恐れて何もしないまま人生を終える方が、よっぽど怖い。会社は人生を守ってくれない
会社にいる限り、”自分”の力ではありません。
憲法22条が保障する職業選択の自由。これは、あなたが自分の人生を生きる権利です。
『他人が下火の時に、あなたは右上がりの曲線を描く』
それが、私の哲学です。
会社が副業を禁止しているなら、それに従うか、独立するか、2つに1つ。
難聴でメニエール病などの持病や度重なる身内の不幸、現在の家庭事情に諦めず、自分のペースで、自分の信じる道を進んでいます。
ブログでもやりませんか?
これも立派な副業です。
この記事を書いた人:HAKA
法学部出身。個人事業主として複数のブログ・メディアを運営。Kindle出版、メルマガ、音楽配信など多角的に活動中。司法試験の勉強をしながら、AIを活用した情報発信にも挑戦している。
運営メディア:
- HAKA BLOG (hakablog.org)
 - Guitar Tech Blog (gtblog.net)
 - ハカのゲームブログ (pchakase.com)
 - メルマガ『HAKAの挑戦ノート』
 - YouTubeチャンネル『HAKAチャンネル』
 
保有資格: 宅建、FP2級
哲学: 「他人が下火の時に、右上がりの曲線を描く」