副業としてKindle出版というものがあるらしい。
Kindle出版は儲かるのだろうか・・・?
そう疑問に感じることがあるでしょう。
しかし、結論としは、Kindle出版は儲かりません。
と、言ってしまったら身も蓋もないですが????
じゃあ、Kindle出版やる意味ないよね・・・????
ただ、ちょっと待ってください。Kindle出版は、儲かる儲からないだけで決めてしまっては非常にもったいない。
ロイヤリティは商業出版に比べて高い。
それに、Kindle出版は儲からなくても、他にも役に立ちます。
kindle出版は売れないわけではない
誤解のないように言っておきますが、Kindle出版は儲かるかと言われれば、儲かる可能性は小さいですが、〝売れない〟わけではありません。
ただ、Kindle出版は儲かるかと言われたら、ハッキリ〝Yes〟とは言えないということです。
Kindle出版が儲からない理由
- そもそも売れない
- 著者や著作の存在が知られていない
- 無名著者の人の本を買ってまで読もうとしない
Kindle著者も著作も知られていない
どれだけいい本を書いたとしても、知ってもらわないと、読んでももらえませんし、Kindle出版で儲かることはできません。
そもそも、本も作者も〝知られていない〟ためマーケティングの第1歩である、認知までに至っていません。
購入してもらうには
購入してもらい、Kindle出版で儲かるには、要は、とりあえずは〝知ってもらう〟ことが重要になってきます。
- Amazonで上位に表示される
- SNSで発信する
- YouTubeなどを使って紹介する
- フォロワーが多い人に紹介してもらう
- 新聞や雑誌に取り上げてもらう
SNSで紹介する
〝知ってもらう〟ための一番簡単な方法がSNSで発信することでしょう。
SNSである程度フォロワーがいる人なら、宣伝すれば買ってくれる人もいるでしょう。
例えば、10万人フォロワーがいてそのうち1%の人が購入してくれるなら、1,000人の人が購入してもらえるわけです。
ただ、フォロワーがいると言っても、自分のコンテンツに興味があるフォロワーを集められているかどうかが重要になってきます。
要は、数だけのフォロワーがいても販売にはつながらないということです。
Kindle出版のジャンル
kindle出版もブログも読者に解決策の糸口を与えるとという点においては変わりません。
一方で、「エッセイ」等(昔で言うところの『随筆』)のように徒然なるままに書いていく方法もあります。
どの書き方を選んでもKindle出版は可能です。
- エッセイ
- ノンフィクション
- 専門書
- ハウツー本
- 新書系、文庫系
kindle本を出版した時のロイヤリティ
kindle本のロイヤリティは高いです。
KDPのロイヤリティは以下の2通りです。
- 35%のロイヤリティ
- 70%のロイヤリティ
- ロイヤリティの違い
- 販売価格の違い
- Amazon以外でも販売できるかどうか
ロイヤリティの違いにおける販売価格の違い”
35%販売時 99円~販売することができる
70%販売時 250円からしか販売できない
ということです。
要は、Amazonで独占販売する代わりにロイヤリティを上げているのです。
なぜこのようなシステムにしているかと言うと、Amazonとしてもkindle本が売れればその分収入になるからです。
ですからロイヤリティを上げてでも、著者を囲い込んで販売するメリットは大いにあります。
基本的にロイヤリティは70%を選んでおいたら間違いないです。
Amazonでしか販売しない場合は35%のロイヤリティ選ぶメリットはあまりありません。
ただ、99円~249円で販売したい場合はロイヤリティを35%に選ぶ必要があります。
出版1ヶ月はプロモーションを積極的に行って行ってもらえるため、それだけでも素人著者は大変助かります。
収入のメインはkindle unlimitedによるKENP
kindleで出版における収入源として、販売以外にもう一つのカラクリがあります。
それが kindle unlimited です。
実は、これがかなり重要です。
KENPとは、簡単に言うと読まれたページ数というところです。
映画などでも見放題サービスがあるように、大半の無名著者は、基本的にこのKENPがメインの収入源になると思われます。
つまり、肌感覚として〝買われている〟というよりは、〝読まれている〟といった感覚に近いでしょう。
kindle unlimitedの読み放題サービスで読まれると
0.5円の収入
KENPだけでどこまで収入源になるか
上記のロイヤリティーを踏まえて改めてKindle出版が儲かるかどうか検討してみます。
現実的にはkindle出版は儲かる副業として利益になるのか
やはり販売数を伸ばしていくことが求められます。
とは言え、無名の場合はヒットしている状態である数千冊売るのも大変でしょう。
まずは、親戚、知り合い、友人、職場、SNSなど1,000人販売を目標ラインに設定してみるといいかもしれません。
具体的に数値で計算
仮に、1冊500円で販売すれば、70%のロイヤリティなら350円入ってきます。
これを1,000人の人に買ってもらえれば、350,000円。
ただ、こんなに上手くいかないのがこのkindle出版の難しいところです。
一方、KENPにおいて、1冊100ページの本なら100×0.5=50円
1,000人の人が読んで、50円×1,000円=50,000円
やはり無名作家の場合、圧倒的に知名度が不足しているというのはネックに感じます。
本の内容が良くても、「認知」されなければ、手に取ってもらいようがありません。
手に取ってもらわなければ、買ってもらえるはずもなく収益にもつながりません。
ちなみに一般的にベストセラーと言われる10万部が売れた場合を考えてみましょう。
・1冊1000円
・10万部販売
・印税10%
1冊あたりの著者の印税 1000円×10%=100円
10万部合計 100円×10万部=1000万円
圧倒的な差です。
出版数を増やしていけばいいかもしれませんが、無名著者の場合やはりkindleの出版だけでは中々思うような金額にはならないと分かります。
それでもブランディングに成功した一部の著者の人は、継続的に売り上げを上げることはできると思います。
Kindle出版は儲からなくてもやる価値がある
これまで、Kindle出版が儲かるかどうかだけを見てきました。
ただ、Kindle出版は何も儲かるかどうかだけでやるものでもありません。
Kindle出版のメリット
- 自己実現できる
- ブランディングになる
- 本を書くためにもっと勉強するようになる
- 読書量も増える
自己実現・自己表現できる
音楽などの自己表現の場だけでなく、その活動の場所は1箇所だけにとどまらなくなります。
自己表現の場として、ブログなど平行してやるとさらに活動の場所が広がります。
自分の色々なスキルを生かして執筆することも可能です。
ブランディングになる
実際、本を書いて出版するのは時間がかかりますから、やろうと思っていても大半の人はやらないものです。
Amazonで出版しているんだ
なんて自慢できるかもしれません。
本を書くためにもっと勉強するようになる
何も知識も情報もない状態では、本は書きませんから、今以上に勉強するようになります。
参考図書はKindle unlimitedで200万冊が月額980円で読み放題で重宝しています。
読書量も増える
勉強が進むということは、それだけ読書量も増えるということです。
必然的に本屋へ足繁く通ったりして、いつの間にか本棚が本でいっぱいになっていることでしょう。
ちなみに、書籍の購入場所は、本屋、Amazon、楽天ブックスをよく使っています。
以前は、Amazonをよく使っていましたが、楽天ブックスはポイントがついて且つ、発送も早いため重宝しています。
⇨ 楽天ブックス
Kindle出版で使う執筆ソフト
kindleを執筆した際に
縦書きか横書きでも変わってきます。
横書きに適したソフト
Wordで十分かと思います。
縦書き用ソフト
『一太郎』がおすすめです。
Wordでは駄目なの?
Wordよりも『一太郎』の方が縦書きとしては使いやすい。
例えば、マウスホールで画面横移動とか
このあたりは、別ブログも参照してください。
YouTubeでも紹介しています。
⇨ 『一太郎』
まとめ
結論ですが、kindle出版による印税に関してはあまり期待しない方がいいというのが本音です。
ロイヤリティでは紙の本の収入を上回るのですが、知名度の点においてやはり著名な作家さんには圧倒的に劣ります。
そのため、いくらロイヤリティが高くても販売部数で伸び悩むため最終的な売り上げは中々思うように上がっていきません。
基本的な販売戦略として、読み放題サービスであるKENPで稼ぐというのが一番の収益化手法です。
ただ、Kindle出版は〝儲かる〟ためだけにやるものでもありません。
少なくとも私は、Kindle出版を〝儲かる〟ためだけのものとして捉えていたなら、そもそもKindle出版しなかったでしょう。
Kindle出版は儲かる可能性は少ないかもしれませんが、自己実現やブランディング、自分の本を出版してみたい人にとっては、活動の場所としては申し分ない環境です。
Kindle出版に興味がある人は、下記も参照してもらえたらと思います。