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【犯人捜し】感染差別による不安や偏見を解消!ウイルスが拡がったら誰のせい?

感染症問題をこじらせている〝犯人〟は誰なのでしょうか。

ウイルスでしょうか、それとも別の誰かでしょうか。

そもそも犯人はいるのでしょうか。検討してみたいと思います。

目次

【例題から考える】問題:平成18年度司法書士試験の午前の部 第14問から引用

犯人当てクイズ

問題

次の発言は、AからEまでの5人が、留置権、先取特権、質権、抵当権又は譲渡担保権いずれか一つを代表して、各担保物権の性質について述べたのもである。AからEまでのうち『質権』を代表しているものは、後記1から5までのうちどれか。

なお、複数のものが同一の担保物権を代表していることはないものとする。

発言

Aの発言 私もBも不可分性があるけど、私はBと違って法定担保物権だよ。

Bの発言 私もCも付従性を有しているわ。

Cの発言 私は、物上代位性がなく、Dと異なり典型担保なんだ。

Dの発言 私は不動産に対しても設定できるよ。

Eの発言 私は、債権に対しては設定できないんだ。

1 A  2 B  3 C  4 D  5 E

5人の発言から質権の性質を述べている人を探しましょう。要は犯人当てクイズです。

民法物権の基本的知識ですが、ふーん、という程度に、とりあえず聞き流してもらえたらと思います。

考え方

ではまずAさんの発言から、Aさんは法定担保物権なのでこの時点で留置権か先取特権に絞られます。

また、「Bと違って」という点からBさんは約定物権であると分かり、Bさんは抵当権か質権。

B=抵当権 or 質権

次にBさんの発言ですが、付従性はどれにも該当するので後回し。

続いてCさんの発言、「物上代位性がない」という点でCさんは留置権だと分かります。C=留置権

Cさんが留置権ということは残った法定担保物権の先取特権はAさんだと分かります。 A=先取特権

さらに「Dと異なり典型担保」という点でDさんは非典型担保物権の譲渡担保権だと分かります。 D=譲渡担保権

最後にEの発言から抵当権は債権に設定できませんので、Eは抵当権。

これで残ったBは質権に確定。B=質権

まとめると A=先取特権 B=質権 C=留置権 D=譲渡担保権 E=抵当権

(答)1 A   2 B  3 C  4 D  5 E  

では次に、これはどうでしょう。

????プリンはどこへ?

問題

問題

Aさんは、いま海外出張から帰ってきたばかりの社長に言われて、出張前に職場の冷蔵庫に冷やしておいた社長の高級プリンを取りに行きましたが、残念なことにそれは出張中に無くなっていました。

この職場にはAさんの他に、B、C、D、Eの4人が在籍しています。

さて、プリンを食べたのは誰でしょう

下記のそれぞれのの発言を参考にして考えましょう。

発言

AさんはB、C、D、Eの4人を集めてそれぞれにプリンの行方を問いただしました。

Aさん「社長のプリンを食べたのは誰ですか!?」

B 「僕じゃないよ。分からないけど・・・ん~誰かが食べたのなら、日頃の行いから考えると、たぶんCさんじゃないかな?」

C 「Bさんはそう言うけど、俺は違うよ!そうだ、思い出した。そう言えば、BさんもDさんもプリンを欲しがってたじゃないか!」

D 「私も疑われてるの!?確かにスイーツは好きだけど、人のもの盗ってまで食べないよ。あくまで私の感だけど絶対CさんかEさんね。」

E 「失礼だな。Cはともかく、私がそんなことするわけないでしょう。そもそもプリンが冷蔵庫にあったことも知らないよ。」

この中で1人だけ真実を語っていない人がいます。

さて、プリンを食べたのは誰でしょう?

1  B      2  C      3  D      4  E      5  社長

考察

素行の悪さから考えると、皆さんの発言から、どうやらCさんあたりが怪しいように感じられます。となるとCさんの発言は信憑性がないのでBさんDさんがプリンを欲しがっていたということも疑わしくなりますね。

(社長の可能性もあるけど、社長は海外から今帰ってきたばかりだから違うかな~)、と考える人もいると思います。

答えは分かったでしょうか。

答え

正解はAさん。Aさんを犯人として作っています。

Aさん以外の4人は話の辻褄が合います。出張中に無くなっていたので社長ではない。ということで残ったAさんが犯人の可能性が高い。

Aさんは自分が食べたのですが、誰かのせいにすることで責任を免れようとしました、という話です。

「考える」ことの重要性

「作っています」と言ったのは、正直犯人は誰でもいいからです。

なぜなら、ここで言いたいのは誰が犯人なのか?という犯人探しをすることが重要ではないからです。

最初の司法書士試験の問題のように「後記から選べ」というような指定はありませんから、問題提起した人(ここではAさん)も犯人の可能性がある、と「問題文」も含めて検討し、想像力を働かせて「考える」ことです。

選択肢に「答え」があるとは限らない

しかし、「選択肢」が用意されていると無意識にその中から選ぼうとしてしまいがちです。

「選択肢」の行方

テレビなどで専門家の人たちが言っている様子を流していると、何となくそこに「選択肢」が用意されているように感じます。

テレビなどのマス・メディアがなんとなく用意した答えのようなものの中に正しさがあるような気がしますが、それは本当に正しい答えなのでしょうか。

それ以外の選択肢を考えることはしないのでしょうか。

正当性、妥当性の検討

大半の人がその「選択肢」の正当性や妥当性を「考え」ようとしていないのではないかという懸念があります。

「あてはめ」の前の事実確認 ~法的思考~

法律も「あてはめ」を行う前に「事実確認」をします。色んな文献や資料にあたり徹底的に自分で「考え」ます。

それはなにも法律上の問題ではなくて、日常でも本質を見極めるうえで大切なことであると思います。

感染症対策も誰か一人を悪者にして安心感が生まれるわけではありません。

〝かりそめ〟の安心感

「未知のもの」に対する“とりあえず”の安心感

血液型の性格診断でも基本的に人が4種類に分けられるはずもないのですが、それで初対面の人を判断しようとするのは「未知のもの」に対する恐怖心や不安感から、“とりあえず”何でもいいから安心感が欲しいわけです。

“かりそめ”の「安心感」のため、お手軽な性格診断を使い、未知」を「既知」にかえることでそれらを拭い去ろうとする心理が働きます。

狩猟・採集時代からの本能 ~分かりやすさの思考停止~

人間は狩猟・採集の時代、未知のものに出会ったら戦うのか逃げるのかを瞬時に判断しなければなりませんでした。

一種の人間の本能です。

その本能による判断は、現代になって〝分かりやすく〟血液型性格診断などで代替するようになりました。(それが悪いと言っているわけではありません)

「分かりやすさ」の一方で「考えること」をおろそかにしてしまった部分もあります。

同調圧力~全体主義の足音~

今やっている感染症対策は本当に効果があるのでしょうか。

もはや感染症対策という名目はとっくに吹き飛んで“人目をはばかる”だけの対策になっています。

私も経験がありますが、マスクしていないだけ医者に患者(私)が怒鳴られる。

もはや「治療」などではありません。

『医は仁術』などどこ吹く風です。

同調圧力 ~現代の感染症対策の妥当性~

本当は、“かりそめ”の安心感に浸っているだけではないのか検討する必要もあるのではないでしょうか。

同調圧力によって、もしそれもやりたくないというのであれば「思考停止」に陥ってしまう可能性は高いのではないかと思います。

もちろん確実に証明された「ファクト」であればそれを尊重するのが良いかもしれませんが、“確実な”感染症対策がなく「因果関係」もはっきり言えない中、先の見えない自粛を強制するのははっきり言って愚策ではないでしょうか。

「個」尊重

「個」の不存在 ~全体主義の足音~

個人の考えを尊重しないで全体や社会のために「個人」が抑圧され排他的に扱われるのは「全体主義」であり憲法13条に反します。

「個人」を尊重しない人たちが「全体」を尊重するとはとても思えません。

大局的視点

「ウィルス感染が広がったのは誰のせいだ」、と「犯人捜し」をして全体に「同じこと」を強制するのは、脳が働かず「思考停止」させ、問題の本質を間違って読み取る危険性を含んでいるのではないでしょうか。

今回の感染症対策はコロナのせいにだけしていても終わりません。初動の遅れや、論文の握り潰し、2020年2月のWHOの調査団に対する資料の開示を出し渋ったり、コロナの事実を隠蔽し続ける中国は確かに一番問題ではあります。

ただ、そういった国と関係性を築いている日本もまた問題があるのではないでしょうか。

2002年SARS、2012年 MARSと感染源になっているのですから企業も中国から撤退して東南アジアに重心を置くなど、もっと注意できたはずです。

中国にお金が落ちてそのために軍事力資金が確保され、増強し、尖閣などの領海侵犯しているわけですから、中国を利する結果になるのは分かっていたはずです。

日本から遠く離れたスウェーデンや中立国であるスイスでもNBC(Nuclear核兵器 Biological生物兵器 Chemical化学兵器)に対する施設を整備しています。「病院船」の設置に関しても日本は欧米に後れを取っています。

事は国内だけ見ていても解決しません。大局的なものの見方、俯瞰視点が必要です。“かりそめ”の安心感のために他者の人権を過度に制限し続けていても、コロナが終息したところでまた同じようなことが必ず起こり、そのたびに国民は混乱に陥れられて疲弊します。

個人の尊重

人格的生存に不可欠でもないので、憲法上は過度に人権を制限する権利は誰にもありません。それでは中国の人権侵害と同じになってしまい、自分たちの政治体制を正当化アピールしたい中国が喜ぶだけです。

だとすると、私たちは一人一人の意思を尊重してもっと冷静に対処する必要性があるでしょう。

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この記事を書いた人

HAKAのアバター HAKA Kindle Author

Kindle Author / 宅地建物取引士 /
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
学士(法学)/ 趣味Guitarist /
突発性難聴・メニエール病/ 難聴 /
元・伊藤塾司法試験塾長クラス
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