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憲法と法律の違いは何なのか。なぜ「立憲主義」なのかもう一度よく考えてみよう

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よく憲法と法律を同視している人がいますが、主体と客体の点において、違うものです。

昔は憲法は法律の親玉で堅苦しい物だと考えていました。

しかしながら、それは全くの誤解でした。

憲法と法律の違いに触れつつ「立憲主義」を考えていきます。

目次

憲法

憲法勉強

憲法の特徴

憲法の特徴
  • 憲法は法律ではない
  • 法律の親玉ではない
  • 憲法は国民に義務を課すものではない
  • 国民の基本的人権をかくもの


これらを知りませんでした。

憲法の主体と客体

憲法法律
主体国民国家権力
客体国家権力国民

このように主体と客体が逆になっています。

現代に欠けているもの

今の感染症対策に欠けているものはまさにこの憲法的視点です。

飲食店の皆さんも隷属するだけでなくヨーロッパの人達のように抵抗してみましょう。

そもそも、感染症法にこう書いてあるからという理由だけで従っているのは危険です。

そういう人は大抵

(国民の責務)第四条 国民は、感染症に関する正しい知識を持ち、その予防に必要な注意を払うよう努めるとともに、感染症の患者等の人権が損なわれることがないようにしなければならない。

といった感染症法の条文などを根拠に国民に義務を課して制限しようとします。

確かに法律に書かれているから従わなければならないでしょうが、重大な事を完全に考慮していません。

それは、「法の支配」です。

法の支配

形式的法治主義 ~悪法も法である~

今の日本は戦前の『形式的法治主義』ではありません。

それは一言で言うと、「悪法も法である」ということでした。

つまり、法律というのはただ、体裁だけが整っていたら良いのではなくてその内容も適正であることが求められます。

グローバルダイニング、東京都を提訴

今回グローバルダイニングさんが東京都を提訴しましたが、根本は東京都のやっていることが適法ではなく〝違法〟であるということを前提に裁判しています。

法律だからと言って何が何でも従わなければならないというのはそれこそ〝デマ〟です。

「悪法も法である」の状態になってしまいます。

内容の適正さも求められます。

なぜなら日本は、やはり「法の支配」だからです。

立憲主義という先人の知恵

『伊藤誠の日本一やさしい「憲法」の授業』より

耐えられない重み

10㎏、20㎏の重り、あるいは50㎏ぐらいの人は抱えれるかもしれません。

しかし、それが100㎏、200㎏、500㎏となってくるともう持てないですよね。

それを今の日本人は「まだイケます!まだ大丈夫です!まだ、ガマン出来ます!」

と言って、本来なら持てるはずもない重りを持とうし、ガマンできない痛みすら気絶するまでガマンしようとしているかの様です。

見ていて、日本に住んでいながら、日本人が怖くなってきます。

血と汗と涙を流して獲得した立憲主義

そうならないために、先人達が現代を築き上げてきたのに、非常に残念で且つ口惜しく、先人達に申し訳がありません。

一人一人の幸せを願って多くの血と汗と涙を流してきたのか現代の日本人はもう一度よく考える必要があります。

その理由は立憲主義にあります。

立憲主義とは ~守り刀としての憲法~

国家権力を憲法で縛ることによって国民の権利・自由を擁護することです。

つまり、憲法が私たちの生活を守ってくれているんですね。

要は、憲法は守り刀というわけです。

それなのに、現代の人は政府も分科会も専門家も医師も、そして我々国民もその憲法を完全に無視しています。

そんな状況では憲法がもはや生きているかどうかも疑わしくなります。

憲法99条

憲法99条

天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

国家権力者など公務員は憲法99条で憲法尊重擁護義務』があるので守らなければならず、憲法はその人達を縛っているのですから邪魔な存在とも言えます。

しかし、私たちはこの憲法は捨ててはなりません。

現在の息苦しさはこの立憲主義的考え方が欠如しているため起こっていると考えます。

普通は考えないでしょう。

生きていて憲法を真面目に考えようとする人は正直そんなにいないと思います。

現代の日本は英米法の流れをくんだ憲法になっています。

民法や刑法などはフランス・ドイツなどの大陸法的な考えが根底にありますが、憲法は〝生まれ〟が違うのです。

まとめ

国家権力を憲法で縛ることによって国民の権利・自由を擁護する

憲法とは
  • 憲法は法律ではない
  • 法律の親玉ではない
  • 憲法は国民に義務を課すものではない
  • 国民の基本的人権を書くもの

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この記事を書いた人

HAKAのアバター HAKA Kindle Author

Kindle Author / 宅地建物取引士 /
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
学士(法学)/ 趣味Guitarist /
突発性難聴・メニエール病/ 難聴 /
元・伊藤塾司法試験塾長クラス
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